PS4でも出てますが、PS3をいじっている時に衝動的に始めたため私はPS3版。ちょっと後悔してるけど、攻略本とかガイドブックが両機対応で出てるってことはPS3でもPS4でも同じってことだよね…?
ちょっと気になっていたドラクエヒーローズを始めました。
ヒーローズの性質上(歴代のドラゴンクエストから多数のキャラクターが参戦してくる)、キャラクターの話はドラクエを網羅していない人に対してはほぼネタバレになってしまいますが、逆にドラクエを一通りやった人には思い出アルバム的な楽しみがあります。
私が初めてドラゴンクエストに触れたのが、たしか4歳か5歳の時。あれから25年。歴代キャラの登場が嬉しくて、ムービー観てる時に昂ぶって涙出ちゃったわ(笑)1〜3のキャラクターは見当たらないけど、3の勇者のコスチュームを貰えました。でもヒーローズのキャラはヒーローズのキャラで大事にしたいからオリジナルのコスチュームでやる!
(もともと「ボイスがつくならボイス切れる選択メニューも絶対つけてくれー!」と切願するほど、ドラクエにボイスは不要・好きな声で脳内再生させて欲しい派なので、ボイスには基本触れません。)
4からはアリーナ、クリフトが参戦。ムービー見た感じだとこの後でミネアとマーニャが来るのかな?
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
SQUARE ENIX INCposted withアプリーチ
アリーナはとにかく元気よくて元気だから見てると元気出ますね(笑)クリフトは大変そうだけど。
5からはビアンカとフローラが参戦するんですが、個人的にはこれが一番良かったです。
5に思い入れがあるから、というのもありますが、5をプレイした人にはクスッと笑える、いい演出なんですよこれ。ヒーローズの世界に過去作のキャラクターが飛ばされてくるんですが、ビアンカとフローラは主人公にどちらがプロポーズされるかハッキリする前の、すごくギクシャクした関係性の時期にこっちの世界に飛ばされてくるんですね。それが本当にいい。そして、ギクシャクした状態で飛ばされて来たのに「今は世のため人のためが優先で、プライベートなこと気にしてる場合じゃないから」って感じに同意して共闘するんです。そういう二人の性根の好さも垣間見えて、そこも凄く良かった。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
SQUARE ENIX INCposted withアプリーチ
ヒーローズ用の後付けシーケンスなので5の当時からそういう設定だったのかは分かりませんが、5だけやると二人の関係や、主人公が介在しない場面での二人の本質的な性格って見えないんですよね。だからとってもいいストーリー体験になりました。
私フローラに対してなんとなく「いきなり出てきたお嬢様がビアンカからトンヌラ(仮)を盗りやがって!」的な嫌悪が、うっすらですが、あったんですよ。年を重ねるにつれて両方好きになっていって何周かするうちに必ずセーブデータを2つ作って両方と結婚するようになるんですけど、初めてやった頃は、なんかフローラの存在が嫌だったんです。子供だったから幼馴染への思い入れに正直だったり、それから、当時小学生だったから見識の狭さは致し方なかったとは思うんですが「お金持ち=いけ好かない性格に決まってる」っていう日本的フィクションに多い刷り込みがあったと思うんですね。「フローラなんかお嬢様だから性格悪いに決まってる」みたいな。そんなことをストレートに思えるほうがよっぽど性格おかしいんだけど、まだ8歳くらいだったからその短絡性に気付けなくて。本でもテレビでも頻繁にお金持ちが悪者にされてるから、そういうイメージだったんでしょうね。そんな偏見を持っていた過去の自分が恥ずかしくなるほど、フローラもビアンカも聡明で、利他的で、ただただ感心しました。
それから、「こんなに性根のいい二人を選ばされたのか!?」って、また5やる時に悩んじゃいそうです(笑)困ったな。
そして6からは私の大好きなミレーユ!!!…は来ない…。探せども探せども居なかった。ドットの1粒まで目を凝らしたけど居なかった。
代わりに(代わりじゃなくて人気があるからだろうけど)弟のテリーくんが来ます。
ジゴスパーク!!!
ドラゴンクエストVI 幻の大地
SQUARE ENIX INCposted withアプリーチ
6は小学校の頃ハマったなあ!懐かしすぎて鳥肌立った。幻の大地っていうサブタイトルが比喩じゃなくて本当に世界を行き来する謎解きっぽい感じが大好きでした。子供心に「これはすごいストーリーだぞ」って思ったりして。
7、9からの参戦は無し?なのかな…?公式情報にあたらずただプレイしただけなので、現時点では見逃しているだけかもしれないです。
8からはヤンガスとゼシカが来たけど私ちゃんと8をやってなくて、このあたりはピンと来てないです。何の用事の人たちなのか全然わからない。(…から、まったくドラクエやったことない人にとっては全体通してこの「誰だキミは?」感があるのかも?)
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
SQUARE ENIX INC¥2,800posted withアプリーチ
一応iPad版を持ってるから、今度ちゃんとやってみるか。
ゲーム自体ですが、チュートリアルがちょっと長いな〜と思ったけど概ね「楽しく覚えられる」の範囲でした。9をやった頃に、「おお!ドラクエもシンボルエンカウントになったか!」なんて思ったんだけど(7〜8で既にそうだったっけ?思い出せない…。)今作はアクションRPGなので、マップ上でシンボルに直接攻撃するドラクエです。もう、それはそれはおびただしい数のモンスターがいっぺんに出てくるので気持ちいいです。「まもののむれがあらわれた!」の本物っていう感じで。なるほど、昔はこのフィールドのまものたちがグループ分けされた状態でエンカウントしてたんだなって思いました。
込み入ったアクションゲームを少しやり込んだ人が、そこそこ注意してやれば不自由はないはずです。「コンボを繋ぐことに神経質になったり、そもそもコマンドが覚え切れないみたいなのは一切ない」です。逆にゴリゴリのアクションだと思ってやると物足りないかと思いますが、そもそもドラクエキャラを見ているだけでも既に楽しいっていう層に向けられたファンゲームだと思うので、本格的なアクションをやりたいならこれじゃなくてもべつにいいよねって個人的には思います。
男主人公は性格がムリすぎて女主人公を選択してますが、テンションマックスのムービーと、ギガスラッシュのムービーはピーキーでよかったです。
あと、性格面でも、男主人公のウザい性格が前面に剥き出しになった作戦トークにツッコミを入れて止めてくれるので、そのあたりにも感情移入して好感度上がりました。
彼は…なんというか、声をあてている俳優さんのファンの人とか、「キャラクターの外見的にすごく好み!」とか、「主人公は男って決めてる!」みたいな人以外だとどんな層に需要があるのだろう…。と、結構真剣に悩むほど性格がウザくて、彼が喋っているところは早送りしたい衝動に駆られました。
「男は理屈・女は感情」という偏見を無自覚な呪いと一緒にコトコト煮込んで作ったエキスをポジティブな気持ちでキャラクターに注入したらこういう性格の男女キャラメイクになって出てくるかも!?…って感じだったので、結構感心したけど。
ドラクエのジェンダー観ってもともと1〜2世代前のものが採用されてくるから「そのあたりは目を瞑らないと楽しめない」っていう大前提があって、でもドラクエを愛し続けるためにその大前提があることにまず見て見ぬ振りをきめて、そうして愛し続けてきたので、正直今回も「このあたりはドラクエだからしょうがないか」と、適当に流して深追いはしませんでした…。
単に「直情的でアツい男なんて今時流行らないし」っていうコンセプトで成立させたキャラメイクかもしれないし…。深読みしないようにしよう…と。
そういえば、序盤でキラーパンサーが出てきたのが嬉しかったです。私がスライム異常にキラーパンサーやベビーパンサーに思い入れを持っているのって、やっぱり5贔屓だからでしょうかね(笑)
ビアンカのモンスターの説得方法がちゃんと絡んできたのも良かったです。5ファンの人にはとことんヒーローズをオススメしたいし、5は未プレイでヒーローズは楽しめなかったという人は是非5を…。
そんなこんなで、私は5に偏った感想ばかりになってしまいましたが、「懐かしいモンスター、キャラクターと再会したい」かつての勇者たちには是非やって頂きたいですね!チュートリアルのボス(?)がドラクエの元祖を象徴するようなモンスターだったのもすっごく良かったです!