近況:本業やや忙しく、ゲームが1日0時間気味。

MHP2G:PSP入手から《2ndG》が悪魔的猫使いに汚染されるまで

黒炎王リオレウスの模型(ユニバーサルスタジオジャパン)Photo by PlaySkill0

先月、…恥ずかしながら援助を受けて手に入れることができたPSP…。

仕事関係者との付き合いのつもりで始めたモンスターハンターシリーズについては「ちょっと難しいし、作業が嫌な人は嫌いかも」と聞いていたんですが…、併せて手に入れた『モンスターハンターポータブル2ndG』普通にどハマりしました。

誘ってくれた人が仕事関係者というのが幸いでした…。お互いに仕事が終わらなきゃ遊べないですからね…。

太刀で始めて、ヘビィボウガンにも挑戦中です。雪山のティガレックスとの初対面、ものすごいトラウマになったし、もう絶対簡単そうなクエスト内容なんか信じるもんかと思いました。
初めて一人で行ったババコンガも、向こうに発見されちゃったとき、超怖かった…。しばらく草むらや密林で猛獣に追われる夢を見てうなされたし、(のちに慣れてなんともなくなるババコンガでさえ…)相手に近づくとき恐怖で手が震える、という臨場感あふれるゲーム体験を手に入れることができました。

慣れるまでは密林の曲がかかるとピリッとしてました。

あと、ティガレックスの曲のサビ(?)みたいなところ(チャラッチャラッ、チャラッチャラッ、チャラッチャラッ、チャラッチャラッ、チャ〜ラ〜ラ〜ラ〜)の「♪チャラッチャラッ、チャラッチャラッ」という部分が頭の中でどうしても「ティガッティガッ、ティガッティガッ」とくだらない歌詞付きで流れてしまうの私だけですか…。

大きくて怖そうなモンスターはいくら叩いても気持ちが痛みませんがポポノタンを取るのは滅入ります。弱そうに見えると守らなきゃいけない気がして、あいつは強そうだし怖そうだし害がありそうだと認定すると叩けー!殺せー!こらしめろー!生きて返すなー!ってなるみたいな、世の中に蔓延する“強いものイジメ”っぽいのと同じ心理なんだろうか…。いや、単にゲーム成功の条件として提示されてるから討伐できるのか。ポポノタンに抵抗があるのは、ポポを討伐する必要性はないのにタンのために命を奪わざるをえないことへのジレンマかな…?

それにしても音楽超いいですね。モンスターごとにカナリ盛り上がるツボを押さえて作られてます。


わたし

ここからは1年ほど遊び続けた後日記です。

2010年末のMHP3rd発売までの約1年間、それなりにやりました。武器は(途中一瞬だけ大剣に浮気したけど、太刀の速さに慣れてたから勝手が悪くてすぐ太刀に戻り…、結局)ずっと太刀とヘビィボウガン。
G級にソロで行って、時間に余裕はないけど一応まあ、安心して生きて帰って来れるぐらいになったかな〜…と思います。でもタル爆弾と罠の持ち込みアリ(調合は無し)のソロなので、指先のプレイスキル一筋というよりも、「機能活用できる状態を整えて臨まないと不安が残る」感じです。無念。腕一本で勝ててこそハンターじゃ〜!と思ってやってたけど私の技量と熱意では1年ダラダラやった程度ではそこまで上手くなれなかった。惰性の1年と研鑽の1年の質が同じわけないよね。

幕引きは不本意なものでした。
モンハン仲間だった人(というか、モンハン仲間のモンハン仲間だから時々一緒にやる機会があった人)に俗に言う悪魔猫(とんでもなく高い数値をあててある魔改造アイルー)を知識がないままもらってしまって、何も知らずに連れてったら鬼のように強くて、「なんだこれ!」と思って調べたら有名なチート猫で、データが汚れてしまったのが気持ち悪くて、高潔だったはずの私のハンターさんの生き様ごとレイプされたような気持ちになって、なんとなくやらなくなりました。
その頃にP3rdが出たので、趣味の面では新たにやることができたから、まあ日々の過ごし方としては構わないんですけど、あんなのバラ撒かないで欲しいな。そうまでして勝ちたいかよ。自力(時間をかけて単純作業を繰り返す精神力も含めて)実力で手に入れなかったものなんか、持ってないのと同じじゃないか。
下手なら下手なりに諦めてモンハンは引退してもっと自分にフィットしたゲームするとか、単純作業が苦手なら、やっぱり他のゲームを探すとか、それが嫌なら(どうせチートなら一人で何にでも勝てるわけだし)一人で引きこもってやってるとか、チートかと思うぐらい強くなるまで練習するとかせえや。イライラ〜…。でも、生身のゲーム仲間を相手に「俺すっげえ強いし進んでるよ!」を見せたくてやりたくて悪魔猫に手を染めたんだろうなって、彼がどうしてあんなに素材や装備をたくさん持っていたか、どうしてそれをいつも得意げに見せて回っていたのか、理由がわかった今なら、結局、「チートをするくらいなら」なんていう“くだらない”理由で諦めることも我慢することも一人で引きこもることも彼の理想やプライドの中にはなくて、そもそも彼の目的自体が「チートも活用して思うまま楽しみたい」だったのは理解できた。
百歩譲ってチートをするとして、チートである以上相手にそれを説明して合意を取って欲しかったな。ちゃんと説明を聞けば拒絶できるから。こっちはわざわざどんなチートが存在するかとか考えもしないほど、フツウー…に遊んでいるから、チートやる人たちが一言聞いてくれないとわかんないよー。まあ、本当にシンプルに「お前にもいい裏技教えてやるよ」だったんだと思うと、その気持ち自体は責め切れないんだけど…。チートありの人はチートありのコミュニティで固まってて欲しい。全員同じレベルのチートしてる中で「俺すごいでしょ!?」を目指して競い合うなら、その環境下では相対的にチートにならないし。閉ざされた世界でコンマ何秒の猫レースを繰り広げていればいい。(絶対的にはチートってことで変わりないけど。)
だいたい何が悪魔猫だよ。アイルーが悪魔なわけないだろ。悪魔ゲーマーを言い間違えてるネーミングじゃないか。

思い出の後味は悪くなっちゃったけど、ゲーム自体は素晴らしかったです。一緒にやって正々堂々勝った時の達成感すごいね!
アイルーの見た目がちょっと苦手なので、猫じゃなくて小さい竜みたいなの連れて歩けたらいいのにな。

600時間ぐらいやりました。出張移動の新幹線とか、病院の待ち時間とか、お弁当屋さんの待ち時間とかフル活用。これまで退屈だった待機のすべてが楽しい時間に変わったの本当に良かったです。

ステージ単位で一番良かったステージは、ベタかもしれないけどラオシャンロン。

動く霊峰
カプコン

エリア1でその巨体を徐々に表して、並走するように進んで、「慢心して注意を怠ると危ない」を理解しながら奥へ奥へ…。

イーオスの居る通路を初めて抜けた時、「ここでいいのか?この後どうなるんだろう?」と思いながら…。

最終決戦
カプコン

エリア5でモンハンの曲かかるじゃないですか。
あの瞬間、血がブワーーーーーッと湧いて、おじいちゃんも、おばあちゃんも、お父さんも、お母さんも、先祖代々ずっとハンターだった!!!って思い出します。捏造した先祖代々の記憶を。
ウオオオオオオオオーーーーーーーーッッッ!!!!!!!

いろいろあったけれど、このあと私は、モンハンというハラハラするプロジェクトをギルドカードという名刺を交換した仲間たちと、クエストというタスクを重ねた仲間たちとずっとゲームを続けることになります。その入口、キッカケとして、とても幸せなゲーム体験でした。

アクションゲームと言えばマリオとロックマンシリーズぐらいしかちゃんとやらなかったんですが、今はこんなに面白いゲームがあるんですね。ちょうどPS2やPSPが全盛になった時代にゲームから席を外していたので浦島太郎気分ですが、感動の連続です。

あの後、悪魔に汚染されたデータは抹消して、ヒマを見つけてやり直しています。

MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS

MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS

CAPCOM Co., Ltdposted withアプリーチ